COLUMN コラムCOLUMN コラム

デザインが信頼とブランド価値を育てる理由投稿日 | 2025.4.30

見た目は語る、企業の姿勢と哲学
私たちは毎日、無数のWEB広告やWebサイト、SNS投稿などに触れています。その中で「信頼できそう」「この会社、しっかりしている」と感じる瞬間があるのではないでしょうか?
その印象は、実は**「デザイン」**によって大きく左右されています。

 

 

第一印象は「視覚」で決まる

人間の脳は、五感の中で視覚から最も多くの情報を得ていると言われます。企業ロゴ、カラーリング、フォント、レイアウト。これらの視覚要素は、ブランドの第一印象を形成する重要な要素です。

乱雑な構成や素人っぽい配色の広告を見て、「この会社に依頼して大丈夫かな?」と不安になった経験はありませんか?逆に、整ったデザインや洗練された広告を見ると、商品やサービスの品質まで信頼できるように感じられます。

 

 

「デザイン=誠実さの表現」

デザインは単なる「装飾」ではなく、その企業の誠実さや姿勢の表現でもあります。
・情報が分かりやすく整理されている
・フォントやカラーが読みやすい
・ロゴやトーンが一貫している

これらは、「お客様に丁寧に伝えたい」という企業姿勢の現れです。ユーザーは、それを無意識に読み取り、「この会社は信頼できる」と感じ取ります。

 

 

ブランド価値を育てる「一貫性」の力

信頼をブランド価値へと育てるために欠かせないのが、「デザインの一貫性」です。

・広告とWebサイトの世界観がバラバラ
・SNS投稿ごとにフォントや色が違う
・ロゴの使い方が一定していない

こうした“ちぐはぐ”な表現は、ブランドイメージを曖昧にし、ユーザーの記憶に残りにくくなります。逆に、すべてのデザインが統一されているブランドは、印象が定着しやすく、記憶にも残りやすい。それが、ファンやリピーターを生み出す土壌になります。

 

 

デザインが「無形の資産」になる時代

見た目が良いだけで人は動かない、という意見もあります。たしかに、デザインは中身(商品やサービス)があってこそ活きるものです。しかし、競合が増え、品質に大差がない市場では、**「どちらのブランドを信頼するか」**が選択の決め手になります。

その信頼を築き、守り、育てるのが、「デザインという無形の資産」なのです。

 

デザイナー 岡田浩隆(筆者のプロフィールはコチラ)

フリーワード

ARCHIVE

注目のワード

CATEGORY

RECENT POST

Copyright © 一般社団法人中小企業支援ナビ All rights reserved.