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リベラルアーツの必要性投稿日 | 2021.9.1

「2020東京オリンピック」がコロナ禍の中、無事閉幕し、24日からはパラリンピックがスタートしました。私にとっても自国開催でのオリンピックは、初めての体験でした。

毎日、テレビでの観戦をしていましたが、メダルを獲得した選手のインタビューの返答が、実にさわやかで、前向きで、「楽しかった」という言葉も多く聞かれました。オリンピックへの道のりは、ほとんどの時間が苦しい時間であり、自分との戦いでもあるトップアスリートのオリンピックにかける思いは、一瞬の勝負で、喜びにかわり、そして悔しさにもかわります。本物しか残れない、厳しいスポーツの世界では言い訳は通用しません。だからこそ、勝った時の笑顔も、負けた時の涙も人々を感動させるのではないでしょうか。彼らの、人生をかけて戦っている姿を見て、その素晴らしさを改めて感じることができました。

 

私たちは、人生の一定の時間を「仕事」に費やしています。これからの時代は、オリンピック選手の皆さんのように、「プロ」しか生き残れない時代になっていくでしょう。どんな仕事であれ、「プロ」以外の仕事は、AIが肩代わりしてくれます。「仕事」は、当然楽しいことばかりではなく、乗り越えていかなければならない課題も目の前に常に現れます。それでも、やりおえた後に「楽しかった」といえる仕事をどれだけできるかが人生の質を向上させてくれるはずです。

 

「プロ」としての仕事をするには、専門的な知識だけではなく、「哲学」「歴史」「宗教」「美術」などの、「教養(リベラルアーツ)」が必要です。何故ならば、これからは、「今までのやり方」だけでは仕事は通用しなくなり、常に、自らが考えて行動する力が必要だからです。そのためには、自分だけでの経験値だけでは、固定観念に縛られてしまい常識を超えていくことができません。

これからの時代は、さまざまな角度から分析し、そして自分自身の価値基準をもって選択していく必要があります。そのベースとして、人生の教科書である「教養」をもっと、勉強し、体験し、時にはその道のプロの人たちと出会い、自分自身をバージョンアップさせていくことが、新しい時代を楽しむ手段となります。

 

最近のベストセラー「お金の大学」は、YouTubeでリベラルアーツ大学の配信をされている方の著書です。著者は、自由に生きる知恵として、この本を提案しています。内容は、一般の方にとってはわかりやすく、「お金」を勉強するツールとしては、手にとりやすい内容です。

まさに、リベラルアーツは、本当の自由や、人生を楽しむための武器や技術であって、今後のキャリア形成や、専門領域を横断するために必要になります。限りある人生の時間のなかで、興味をもって、自分の仕事以外の分野の勉強をすることで、皆さんは「プロ」のお仕事ができるのではないでしょうか。そして、その力が集結すれば、よりよい社会をつくりだしていける時代へと繋がると信じています。

 

企業アドバイザー 宮道京子(筆者のプロフィールはコチラ)

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