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付加価値投稿日 | 2025.12.10

「価値」とは、顧客が感じる「ありがたみ」や満足度であり、製品やサービスが提供する機能によって顧客が得られるものを指します。

これは、単なる機能や価格だけでなく、心の奥底で感じる「ありがたさ」や「大切さ」でもあります。

価値には、「既存価値」「付加価値」「不要価値」があり、簡単に説明すると「既存価値」とは想定内の価値、「付加価値」とは想定外の価値、「不要価値」とは付加価値になっていないこと(いらない価値)と言えます。

この3つの価値の中で、これからの時代にもっとも取り組まないといけないことは、もちろん「付加価値」の向上です。

 

想定外のこととは、例えば、

●はじめて見ること、知ること(初見・未知)

●新しい魅力、認識

●強い共感、思い入れ

●想像以上の質・量

●深い理解

●想像以上の喜び

●感激・感動・感嘆(サプライズ)

●気づかなかったこと

●突然のこと●

普段とは違うこと

などが挙げられます。

 

仕事とは付加価値をつくることです。

付加価値を顧客が感じなければ、選ばれつづけることはありません。

どんなサービスもどんな製品も、時間の経過とともに「あたりまえ」になってしまい、売れなくなってしまったり、価格競争に巻き込まれたりします。

 

例えば、営業の仕事とは、お客様に商品を売ることではなく、お客様が喜んでくれる付加価値を提供すること。

コンサルタントの仕事とは、クライアントに課題解決だけでなく、クライアントの付加価値づくりのサポートや提供をすること。

付加価値の視点からみると、仕事が再定義されるはずです。

私たちが目指す、これからの仕事は付加価値を組織の強みと考えることが大切なのです。

そのためには、日々、顧客の価値がどのように変化しているかを分析しながら、自社の付加価値について考え続け、市場から答えをもらうしかありません。

マーケティングの世界でよく言われる4Cを今一度、再確認してみてはいかがでしょうか。

 

Customer Value(顧客価値)

Customer Cost(顧客にとってのコスト)

Conveniens(顧客にとっての利便性)

Communication(顧客とのコミュニケーション)

 

顧客価値力が何より大切という視点です。

よくテレビのCMから流れるニトリの「お値段以上」というコピーはまさに付加価値を提供するということが簡単に伝わってきます。

製品だけでなく、お店の雰囲気、そこから流れる音楽、ときには声、そして時間。さまざまな点から付加価値を生み出すためにはどうするか?を考え続けることは、顧客の「幸せ」を創り出すことともいえ、それが、本当の信頼を築いていきます。

選ばれることこそが、未来を変化させることではないでしょうか。

 

企業アドバイザー 宮道京子(筆者のプロフィールはコチラ)

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