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採用における戦略投稿日 | 2023.8.15

 

今年も来期に向けての採用が始まり、多くの中小企業さんが採用に苦戦しているのではないかと思われます。

「優秀な人材がとれない」「内定を辞退されてしまう」毎年、内定式が終わったあとでも内定辞退ということも珍しくなくなってきました。

 

最近のニュースで、国家公務員の採用も難しくなってきたと耳にしました。

官僚や教員は「長時間労働」「多忙」など、今の若手が望む働き方からかけ離れています。

8月7日、人事院の川本裕子総裁は、岸田文雄主首相に人事院勧告を手渡し、その中で「選択的週休3日制」の導入など多様な働き方ができる仕組みを打ち出しています。

 

よく研修の中で、人手不足で余裕がないと受講生の皆さんからお聞きしますが、「忙しさ」の本質はどこにあるのかを分析しているかと逆に質問します。

お客様に対しての対応や、イノベーションに向けての前向きの忙しさなのか、それとも内部処理や、ルーティン化している作業が多すぎることでの後ろ向きの忙しさなのか。

その内容で話し合ってもらうとやはり後ろ向きの忙しさが占める割合が大きいとのことです。

 

先ほどの国家公務員や教員の忙しさも、後ろ向きの忙しさなのでしょう。

その仕事をすることで成長している、もしくはリーダーシップ力が強化していると感じれば、忙しさの捉え方も変わっていくでしょう。

 

採用で大切なことは、もちろん「将来のリーダー」になっていく人材の確保といえます。

リーダーとはリーダーシップ力を発揮できなければなりません。

答えのない時代には問題解決にもリーダーシップ力が必要です。

問題解決はスキルではなく、どんな場合でも、他者を巻き込んで現状を変えていけるリーダーシップ力が大切だからです。

そして全員がリーダーシップ力を必要とする時代になりました。

リーダーシップ・ポテンシャルの高い人材の採用がどれだけできるのかが、現在の採用の戦略になっています。

 

今までは、協調性があり組織のルールを守れる人、迅速に正確な処理ができる人を日本の企業は多く採用してきたのではないでしょうか。

ただし、今までの人材も訓練を積めば誰でもリーダーシップは学べるスキルだということを理解していただきたいです。

「リーダーシップとは、学び、鍛えるべき資質である」と。

 

採用は、現在いる人材の前向きな教育と同時に同じグランドデザインを描きながら、戦略的に考える時代になりました。

学生を選ぶ時代から、学生から選ばれる時代へと変化しています。

学生たちは、その組織に入ることによって、「問題を解決できる力」「成長が実感できる力」「自分の世界観が実現できる力」「世界が広かる力」が備わっていくことを望んでいます。

変わっていくキャリア意識にも組織として対応していく必要もあります。

 

皆さんの組織は、今、採用のためにどれだけ新しいことにチャレンジしていますか?

最近の若者は優秀です。

右肩上がりで成長し続ける未来を疑わず、企業というベルトコンベアに乗っていれば明るい未来が約束されていた時代とは異なり、変わらない現状への危機感や自己決定力の必要性をしっかりと課題としてもっています。

採用は経営戦略の柱ともいえます。私たち自身が変わることから始めましょう。

 

企業アドバイザー 宮道京子(筆者のプロフィールはコチラ)

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