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投稿日 | 2026.7.10

 

地震などの災害が発生したときにBCPを機能させるためには、社員に対する教育・訓練を日ごろからしておくことが必要です。

 

教育・訓練で重要なことは、社員の皆様がBCPについて関心を持ち、そして内容を頭と身体で覚えてもらうように仕向けることが大切です。

 

教育・訓練の取り組み例を以下にご紹介します。

 

【教育の事例】

(製造業)

・BCP委員会を2カ月に1回開催している。

委員会メンバーは、BCP策定チーム同様に、社長の他に、総務、製造の各部門から会社近くに在住している社員により構成している。

委員会では、データが正確にバックアップされているかどうかも確認している。

 

(建設業)

・安全衛生大会の中で、年2回協力事業者を招いて、同社のBCPの取組内容の説明や、グループに分かれて有事の際の現場での対応方法を討議するなど、BCPの講習会を実施している。

 

(小売・卸売業)

・同社のBCPの概要説明や災害時に何の業務を優先させるかについて意見交換するなど、BCPの研修会を月1回実施している。

 

(運輸業)

・社員全員を対象に月1回勉強会を開催。

例えば、経営計画書の読み合わせを行い、こんなことが起こった場合、どうすれば会社は継続できるかなどを議論している。

 

【訓練の事例】

(製造業)

・毎年9月に社員全員を対象にした防災訓練を行っている。

毎年テーマ(停電など)を決めて実施している。

社員全員を対象にした安否確認の訓練を年4回実施している。

・仮設テント設営訓練、避難訓練、炊き出し訓練は毎年実施している。

避難訓練に合わせてヘルメットの劣化具合も確認している。

 

(建設業)

・BCPの訓練を年2回実施している。社員を3グループ程度に分けて行う図上訓練では、現場での災害発生を想定し、現場に負荷条件を与え、どう対応するのか思考する訓練を実施している。

・初動対応訓練は、年6回以上行っている。

毎月1日・15日に開放される災害伝言ダイヤルを活用し、毎回質問項目を変えながら従業員に課題を課している。

 

(小売・卸売業)

・徒歩2時間以内で出勤可能な社員を対象に、通勤経路・通勤時間・通勤に必要な装備を確認してもらうため、年に1回徒歩で帰宅する訓練を実施している。

また、危険な箇所や橋が流されて通行できなくなる可能性のある箇所など、周辺環境の情報を収集している。

 

(運輸業)

・毎年7月に訓練を実施。停電時における冷凍倉庫からの脱出訓練、商用電源から非常用電源への切替訓練等を実施している。

 

BCPの教育・訓練に積極的に取り組んでいる企業様は、自社の置かれた状況をふまえて、創意工夫して取り組んでいらっしゃいます。

他社の取り組みもご参考にして、自社に合ったBCPの教育・訓練について考えて実施してください。

 

中小企業診断士 高橋康友(筆者のプロフィールはコチラ)

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