


VUCAの時代、お客様が求める価値も、社会が企業に求める責任も、人々の働き方の常識も大きくかわり、この1、2年はAIの進化により、そもそも人間の働く役割させも変化しています。
昨日までの常識は、今日の非常識。
知っている人と知っていない人の格差は益々拡がり、同じ時代を生きているはずなのに、コミュニティによってまったく違う会話が交わされています。
この数年、研修でよく「マネジメント研修」のご依頼を受けますが、「マネジメントとは何か」を問われるとき、その拠り所となるのが、私にとってはやはり、ピーター・F・ドラッカーです。
ドラッカーは経営学者である前に、人と社会を観察し続けた「社会生態学者」でした。「マネジメント」との父として有名ですが、「イノベーション」を体系的に論じた人物でもあります。
イノベーションを天才のひらめきではなく、誰もが実践できる日常の仕事にまで落とし込んだことも、ドラッカーの素晴らしいところです。
ドラッカーは一人一人がどう働くのか、組織をどう機能させるのか、そして社会にどのように貢献するかという本質を問い続けています。
①お客様のどのような課題にお役に立てるのか
②企業の利益をどのように組み立てるのか
③働く社員の個人の成長をどう支えるのか
まさに、現在、私たちが直面している課題を問いつづけたのが、ドラッカーです。
ドラッカーは「マネジメント 基本の原則」で、目標についてこう述べています。
目標には、はじめからチームとしての成果を組み込んでおかなければばらない。
それらの目標は、常に組織全体の目標から引き出したものでなければならない。
組み立てラインの職長でさえ、企業全体の目標と製造部門の目標に基づいた目標を必要とする。
つまり、組織としての成果を軸に、多様な視点で適切な目標を設定する能力が必要だということです。
また組織化する能力として
マネージャーは、自らの資源、特に人的資源のあらゆる強みを発揮させるとともにあらゆる弱みをけさなければならない、これこそ真の全体を創造する唯一の方法である。
人的資本経営の真理を伝えています。
そしてドラッカーは、マネジメントにおいて組織の成果を上げるためには高いコミュニケーション能力が必要だとも述べています。
コミュニケーションとは、知覚であり、期待であり、欲求であり、情報法ではない。
相手の期待や欲求を理解しながらコミュケーションを行う力がマネジメントには求められているということです。
「変容の時代」を生き抜くためにも、改めてドラッカーを学ぶのも良いかもしれません。